1月7日(土) ゼミ日誌

こんばんは、12期の宇田川です。

今日は月曜日課ということで、土曜日ですが2012年最初のゼミでした!

みなさんにたくさんのお土産をいただき、胃袋は満足してます(^^)


〈4限〉

*NS byふる
12/28 ウォールストリートジャーナル日本版 「外国人1万人の無料招待、予算認められず」

《問題提起》外国人観光客の回復策として"Fly to Japan!"計画は行うべきか?

賛成意見としては、「日本=危険」というイメージを払拭するためには実際に体験した人の口コミが必要である。旅費がかからない分、観光に多くのお金を使う可能性があり、観光産業への経済効果が見込める、等でした。

一方、たった1万人くらいがSNS等で情報発信をしたところで世界に影響を与えられるのか、それを見た人々が本当に日本に行きたいと思えるようになるのか、などの反対意見もありました。

原発問題の影響で、著しく外国人観光客を減らしてしまった日本の今後の解決策を考えていく必要がありますね。


*卒論最終報告

・はるなさん
《テーマ》テレビドラマから見る人々の家族関係に関する意識の変化

問い:「テレビドラマは人々の家族関係に関する意識をどのように映し出してきたか」

結論:
1960〜1975年:「生きがいとしての家族」を戦後家族モデルや古き良き時代の大家族などの理想像を通して映し出した

1976〜1989年:目指すべき戦後家族モデルと社会とのずれによって生じた戦後家族モデルの揺らぎを現実に近い形で映し出した

1990〜現在:戦後家族モデルが崩壊し、それに代わって人々が描く幻想モデルをそのまま形にして映し出した

今回は、全体のまとめとして、社会背景・テレビドラマ・家族社会学から家族に関する意識の変化を説明してくださいました。


・けんたさん
《テーマ》食品広告キャッチフレーズ

問い:「食品広告のキャッチフレーズが訴求するものはどのように変化してきたのか。また、その変化はどのような時代背景を反映してきたのか。」

結論:食品広告のキャッチコピーが訴求するものは、製品の使用価値から製品イメージ、そして再び使用価値へと変化してきた。また、それらは社会の大きな流れを映し出している。

具体的に、1960〜1974年には使用価値訴求であったのが1975〜1989年にはイメージ訴求へと変化し、そこにはモダンからポストモダンへの移り変わりがあったこと。
また、1990〜2004年には再びイメージ訴求となり、そこにはネオ・モダニズム動物化という概念が存在する、ということでした。

さらに、同じ使用価値でも、昔は製品の一次的機能(味・大きさ)を訴求していたのに対し、90年代以降のものでは、健康や美に関する言葉がキーワードになっているという、質的変化についても説明してくださいました。


〈5限〉
*NS byしん
12/23 毎日新聞朝刊 「『八ツ場』建設再開決定 懸案多数、政権余力なく前原氏、なお抵抗姿勢」

《問題提起》八ツ場ダム建設を継続すべきか?

賛成意見としては、工事の7割が終了しているのならば、中止した方が費用の無駄である、地元住民の賛成意見も多くある、などがありました。

一方反対意見としては、震災後の非常事態にある現在、ダム建設にコストをかけている場合ではない、ダムの必要性がそこまでないのではないか、などが挙げられました。

確かに、ダム建設を近い将来再開するにしても、今現在は他にやらなければならないことが山ほどあるはずではないかと思いました。


*卒論最終報告

さっしーさん
《テーマ》海外旅行プラン、雑誌から見る海外旅行の意味の変遷

問い:日本人の海外旅行の捉え方はどのように変化したのだろうか?① またその変化を起こしたものは何か?②

結論:
①戦後〜1964年:海外旅行=一部の人だけが行ける憧れのもの(国に対する憧れ)

1965〜1984年:海外旅行=多くの人の憧れを実現するもの(国に対する憧れ)

1985〜現在:海外旅行=グルメ・ショッピングを初めとする多様な経験を気軽にすることが出来るもの(することを重視)(エコツーリズム、クルーズ、秘境探検等)

②経済状況、外国人に対する意識


具体的には、最初の時代では、国民の生活水準の上昇や日本人の欧米への憧れがあり、次の時代では高度成長期で所得の倍増の結果、多くの人が海外(主に欧米)に行くようになった。そして85年以降は欧米への憧れが薄れ、アジアへの親近感と目的を重視した海外旅行をする人が増えた、ということを社会背景・外国人に対する意識・海外旅行の形態・メディア分析から説明してくださいました。


ということで、4年生の卒論最終報告が始まりましたが、みなさん一貫性と独自性のある論文に仕上がっていて、今後卒論を進めていくための勉強になりました。

先生からは、プレゼンをする際のポイントとして、マクロ的な統計データと具体的な事例をうまく組み合わせて発表することで、聞く人にとってわかりやすく、説得力や臨場感も増すというアドバイスがありました。


さて、次回1月10日はエクスカーションです!!
今回は、浅草散策などをし、みんなで初詣に行きます。

おそらく3年はみんな就活のお願いをするのでしょうね、、、
(わたしはそうです笑)

寒いようですが楽しんできましょう!

それでは、この辺で。