11期の佐藤です(^^)/
6/9(木)のゼミを振り返りたいと思います。
【4限】
●ニューススピーチbyふる
『会員制で車を共用、カーシェア、都心で脚光』2011.01.30日本経済新聞
→共用の自動車を時間限定でマイカーのように使う会員制サービス「カーシェアリング」が車の保有・維持コストを軽減する経済性と、環境への配慮という2つのエコを武器に都心部で広がっている。
問題提起:今後、カーシェア市場は拡大していくか。
見解:拡大する。
車離れが進む若者を中心に広まるのではないか。週末には車を使いたいが、自家用車を持つことへの抵抗がある人々には利点が多い。また、レンタカーとは違い短時間の利用も手軽にできる点も魅力的だと思う。近年は環境意識の高まりも見られるので、電気自動車やハイブリッド車を扱うカーシェアへの需要は増えていくのではないか。
これに対して、
・若い世代は旅行時などに使う傾向があり、本当に必要な層は子連れ層では。
・使いたい時間が被ったら使えないケースが多いのでは。
といった意見があった一方で、
・「所有」によるステータス表示機能の低下
といったうちのゼミらしい意見もありました。
確かに、交通機関の充実や維持コスト(ローン、駐車場代、税金、自動車保険、ガソリン代…)を考えると、車所有のインセンティブは以前と比べて低くなってきているのかもしれません(ちなみに、僕の住んでいるマンションの駐車場代は20,000円/月します(*_*)相場と比べるとだいぶ…)。ただ、たとえステータス表示機能が低下しても、僕は将来は車を買いたいです!やっぱ、便利ですもん。
●輪読 ショア『浪費するアメリカ人』byとら、ふる、こもりん、つる、よね
第5章 隣のダウンシフター
問い:ダウンシフターがより快適に暮らすために、どのようなことが重要か。
答え:簡素な生活者になることが重要である。
簡素な生活者になるためには…、
①個人的価値観や階級的な消費地図との結びつきから消費を解き放つこと
②低コストのライフスタイルを社会的に受容することができる準拠集団を見つけだすこと
論証では、減速生活者の事例と簡素な生活者の事例を上げた上で、簡素な生活者になるためにはどうすればよいのか、そしてダウンシフターとしての幸せを順にプレゼンしてもらいました。
問題提起
1.所得水準の向上は、幸福度の向上に結び付かないのか(所得以外に幸福度を向上させる要素はあるか)。
見解:結びつかない
→プレゼンターの人たちは、「周りと大きな差がないことに幸福を感じる」と考えていました。
それに対してフロアからは、
・差がないことに逆に物足りなさを感じる。
→差があるからこそ、その差を埋めたりあるいは広げることで幸福感を得られる
などの反対意見もありました。
2.(社会全体として見たときに)消費主義によって消費を促すことと、消費主義から脱却を図り消費を減らすこととどちらが望ましいか。
見解:消費を促すこと
→主に国際競争の点から考えていました。
先進国と途上国、生産側と消費側など視点によって大きく異なるかもしれません。
1も2もそれぞれの価値観があるので1つの結論を出すのは無理かもしれませんが、僕自身は両者ともに『バランス』が大切だと思いました。1に関しては所得以外にも労働時間(余暇時間)、仕事のやりがい、消費など。
みなさんも時間があるときにぜひ考えてみて下さい。
【5限】
●ニューススピーチbyとら
『飲食店から本屋・質屋・動物病院まで 郊外や地方で「ドライブスルー化」が進むワケ』2011.02.13 MONEYzine
→外食チェーン店が既存店のドライブスルー併設を加速させている。実のところ、地方や郊外では飲食店以外のドライブスルーは珍しくない。地方では移動手段として自動車が欠かせない。用事を済ませるたび車から降りるというのでは時間も手間もかかるため、地方では調剤薬局など、さまざまな業態でドライブスルー化が進んでいる。ドライブスルー化には設備費や人件費などがかかるが、スムーズな対応で待ち時間を短縮できれば、同業他社との差別化を図ることができ、今後も新たな業態からドライブスルー店が登場することが期待される。
問題提起:ドライブスルー化は今後も増えていくか?
見解:増える。
以下の3点を理由に挙げてくれました。
①ドライブスルー自体は既存の店舗でも比較的大きな店舗ならば併設すりことが出来るため、全くの新店舗出店よりもコストを抑えつつ、利益をあげられる点。
②1人では入りにくい店にも気兼ねなく入れる点。(質屋、女性なら牛丼店なども)
③最近、スーパーやコンビニで買った弁当や惣菜を自宅で食べる、「中食」市場が広がっている点。
・薬局や動物病院では感染を防げる。
・着替えなくても買い物をできる。
といったメリットがある一方、
・間違えた場合に大変。
・果たして本当に売り上げが上がるのか。
といった意見もありました。
●ブックレポート報告
ふる→一瀬隆重『ハリウッドに勝て!』
問い:低迷する日本映画はどのような道を取るべきか。
答え:ハリウッドのように巨額の資金を集められるような構造を作り、ダイナミックな作品を作成するべきだ。
※海外志向の低さや商品としてではなく作品として捉える日本映画のデメリットを上げた上で、解決策を提示している本だそうです。
えいち→『Googleに勝つ広告モデル』
問い:インターネットの登場により衰退したマスメディアが今後勝つためにはどうしたら良いか。
答え:インターネットとうまく住み分け、専門集団化すべきである。
※余暇時間がインターネットに費やされる現状ではTVなどのマスメディアは衰退する一方であるため、それに対しての解決策を提示している本だそうです。
しん→『TPPは国を滅ぼす』
問い:TPPの導入は、日本にどのような影響があるのか。
答え:国内農業が滅びると同時に、食の安全が脅かされる。(あいまいでごめんなさい!)
※FTAやEPAとの違いを明らかにし、話題のTPPがいかに日本に影響を及ぼすかについて書かれた本。ただ、著者が農業寄りの方だそうで、農業のマイナス面の考えが大きく書かれているみたいです。
長くなりすぎました。申し訳ないです。
ディベート頑張りましょう。失礼します。