5月30日(月) ゼミ日誌

こんにちは。
11期の加藤です。
今日はソフトボール大会がありました!
結果は…残念ながら2敗してしまいました…フットサル大会は頑張りましょう!目指せ優勝!!
その後は何人かでボーリング&焼き肉に行きました、楽しかったです(^^)

では、5月30日(月)のゼミについて

【4限】
①ニューススピーチby加藤
タイトル:「TシャツやジーンズもOK、環境省スーパークールビズ
問題提起:環境省が発表したスーパークールビズは他省庁や民間企業にも浸透するか
見解:浸透しない。理由:ビジネスシーンに合わないから、襟なしは失礼にあたるから、相手に不快な印象を与えかねないから。

スーパークールビズが適用されるとジーンズやTシャツ、アロハシャツ、サンダルなどが会社で着用できるようになります。ちなみにハワイではアロハシャツは正装とされているそうです。
消費者の立場で考えたとき、場所・職業によってスーパークールビズでの店員を受け入れられるか変わってくるのかなあ、と思いました。今は不快だと思われても、何年後かにはスーパークールビズが当たり前になっているかもしれないですね。

②輪読by加藤、徳差、丸山、岡田、三澤
ジュリエット・B・ショア、『浪費するアメリカ人』、岩波書店、2000年
第一章「新しい消費主義の出現」

問い:①アメリカにおける新しい消費主義とは何か。②また、それは社会にどのような影響を与えたのか。
答え:①中流階級の人々が自分より数段階上の所得レベルの消費を行うこと。②中流階級の家計が圧迫されアメリカ全体の生活の質が悪化し、最終的には国家財政の圧迫にもつながった。また、新しい消費主義に加担せず生活を減速させるダウンシフターが登場した。

新しい消費主義は自分と自分より数倍の所得を得る人々(=準拠集団)を比較し消費を行うことです。

問題提起
1)新しい消費主義は現代の日本にも当てはまるのか。
見解:当てはまらない。理由:高級品やセレブなどに憧れはあるが、追いつこうと消費するわけではない。
皆の意見では、当てはまらないが多かったです。
・日本は節約志向が強いから(バブルの時はむしろ高級品ばかりを買っていたそうです)
・ブランドバッグや高級品を買うのは単なる憧れというより、「自分が欲しいから買う、個性を表すために買う」。
ちなみに、日本の貯蓄率はアメリカに次いで2番目に低いそうです。社会保障費が安いからだとか。

2)現代の日本経済において消費は増やすべきか。
見解:増やすべき。理由:「買い控え」と言われているように、日本は消費を控えている部分があるため、経済を循環させるためにも消費を増やすべき。ただ、増やしすぎると環境にも問題がある。
皆の意見としては、
・今の消費よりもむやみに消費を増やすより、今の消費で経済が上手く循環するシステムを作るべき。
・消費の質を考えて増やすべき。地産地消のように、日本で作られたモノの消費を増やした方がいい。

個人的にはアメリカのようにクレジットカード地獄や借金増大をしてまで消費はするべきではないと思いますが、今回の地震による影響も踏まえると、消費を増やして経済を循環させるべきなのかなあと思いました。

【5限】
①ニューススピーチby赤澤
タイトル:「『働く拠点は社外』中小にも、通勤困難でも雇用、交通、オフィス代削減」
問題提起:日本においてテレワークは今後も広まっていくだろうか。
見解:広まっていく。理由:メリット>デメリットであるから。
・メリット…労働者側は時間を有効に使うことができ、家事や育児と仕事との両立が可能になる。企業側はコスト削減でき、優秀な人材を確保できる。国側としては交通量を削減でき混雑が緩和される。
・デメリット…労働者側は仕事と私生活の境界があいまいになる。企業側は社員間のコミュニケーションが希薄化し、従業員の労働管理が難しくなる。

テレワークが使用されている業界は空調整備やIT、工場設備など幅広いそうです。

皆の意見としては、使い分けしてテレワークを利用するのは好ましいが、全てテレワークだとコミュニケーションが希薄化してしまう。ただ、女性にとって育児休暇中もテレワークを使って仕事できることは企業にとっても労働者にとって良いことである。

また先生曰く、日本ではチームワークを活かしての仕事が多いため、情報密度の観点・チームとしての一体感という観点ではやはりお互いの顔と顔を見て仕事を行う方が良い、ということです。

②輪読by虎岩、古川、小守林、鶴崎、米澤
第二章「商品によるコミュニケーション」

問い:アメリカ人の消費の特徴は何か。
答え:社会的不平等を反映し、かつ社会的差異を再生産すること。

問題提起
1)「消費者の欲望は準拠集団‐社会的序列の上で近い所にいる類似の集団‐の持っているモノやライフスタイルによって刺激されている」(p.49)とあるが、現代の日本人の場合も準拠集団の刺激を受けて消費をしているか。
見解:準拠集団を意識はするが、消費にまでは結びつかない。(例:嫌消費)

今回は準拠集団を意識して消費を行う・意識はするが消費にまでは結びつかない・場合による・そもそも意識しない
の4点どれに当てはまるか考えました。
皆の意見では、「場合による」が多かったように思えます。例えば、
・今は学生であるため、そもそも準拠集団に会う機会が少ない。しかし社会人になると準拠集団と会う機会は多くなるのでは。
・商品による。時計…意識して消費を行う、自動車…意識はするが消費には結びつかない、食品…場合によるなど。
・価格帯によって変わる。高級品であれば準拠集団を意識し消費を行うが、日用品などの低価格商品であれば、意識せずに消費する。

また、先生曰く、今でもスーパーや文房具などモノによる階級制は残っているそうです。
確かに成城石井やitoyaは高い高級品ってイメージあります。

2)筆者は商品には社会的不平等のコードが付与されていると主張しているが、本当に商品と社会的不平等は結びついているのだろうか。
見解:結びついていない。理由:日本には人種・移民・宗教などといった明確な分け目が無い分、商品に差が生まれないから。スポーツにおいても、ゴルフは上流階級の人がするというイメージがあるが、実際は大衆スポーツである。

議論の時間が十分に取れず、あまり意見が深まらなかったのですが、皆の意見としては
・スポーツの中でもフィギュアスケートやバレエは今でも大衆的なスポーツではない。
・大学によってカラー・ブランドイメージがある。そのイメージで判断する人も多い。
・ファッション雑誌によってもイメージや系統がある。自分たちの趣味・好みの合う雑誌を見る。
などが挙がりました。
確かに慶應と早稲田、キャンキャンとノンノなど、一言で大学・ファッション雑誌といってもイメージの違いは結構ありますよね。


以上です。
今回から4年生も輪読に加わりました。かなり久しぶりでした。
これからも頑張りましょう。

ではでは!