11期の鶴崎です。
早速、本日のゼミを振り返りたいと思います。
〔4限〕
入ゼミレポート 「ボランティアマーケティングについて」by米澤
問題提起
ボランティアマーケティングはどのようにして人材資源を確保しているのか。
見解
1 ボランティアモチベーションへの着目
ボランティアモチベーションには、利他主義動機・利己主義動機・複数の次元による動機に大別できる。米澤君は特に複数の次元による動機に重点を置き、自己実現や技能習得などのそれぞれのニーズに合わせたボランティアプログラムを用意することが重要であると考えた。
2 組織コミットメント
ボランティアが活動を維持するには、その団体に対しての帰属意識の向上や組織アイデンティティーを高めることが必要である。
3 効果的なスクリーニング
ボランティア組織が欲する人材を効率的に確保することが可能になり、またボランティア自身はそのスクリーニングに従うことで自身の求める活動に効率よく参加できる。スクリーニングは適正なボランティアマーケティングのためには必要不可欠である。
以上3つのことに重点を置いてボランティアマーケティングは人材資源を確保していると結論づけた。
ボランティアのような、非営利組織においてもマーケティングは必要であることは意外でした。
入ゼミレポート 「公共施設の民営化とネーミングライツ」 by鶴崎
問題提起
東京スタジアムの民営化とネーミングライツ導入の成功を地方空港に応用できるか。
見解
現在赤字経営が相次ぐ地方空港であるが、商業系と一体化することで黒字になりうる空港が多数存在するので、民営化は地方空港にとっても有効であると結論づけた。
また、ネーミングライツは長期的かつ安定した収入を得られる貴重な選択肢であると考えた。
たくさんの方からご指摘があった通り、穴だらけのレポートでした。
発表後は穴があったら入りたい気持ちでいっぱいでした。
これからは虎穴に入らずんば虎子を得ずの精神で頑張ります。
先生からのレクチャー
「消費社会論の諸問題」
1 消費と消費社会
2 消費社会の成立
3 消費社会の変遷
4 消費社会論の論点
まず1について、消費には内発的なものと外発的なものの二つの側面がある。外発的な消費が消費社会論の分野で、消費社会論とは消費を通して社会構造を探求する学問である。消費社会論については漠然としたイメージしか持ってなかったので、この授業をきっかけに認識を深められてよかったです。
2の消費社会の成立には諸説あり、19世紀以前の欧州・19世紀の欧米・1920年代のアメリカ・1950年代のアメリカ・1970年代以降などが挙げられる。
3の消費社会の変遷は産業経済論の授業でやったことですが、顕示型消費→他人志向型消費→記号消費の変遷は大変興味深いです。
4の消費社会論の論点は、消費のイニシアチブ・社会システムと消費者・階層と消費・社会変化と消費の変化・グローバリゼーションと消費の画一化・大量消費、大量廃棄と環境問題などが挙げられる。
〔5限〕
入ゼミレポート 「デパートの衰退原因とその対策」by さっしー
問題提起
1 なぜデパートが経営危機に陥っているのか。
2 これからどのようにすれば改善できるのか。
見解
1 現在と当時の社会背景の違い
・商品の情報が簡単に得られるようになった
・安価な製品が売れている
・商品ではなくサービスを求めるようになった
2 改善策
・店員数の削減
・価格帯を下げて、差別化を図る
・サービス関連事業に力を入れる
・外国人の消費を取り込む
コメンテーターである藤本さんの意見から発展して、そごうが衰退した理由として正社員の数が少なかったことが挙げられることを知り、内部構造にもデパート衰退の要因が存在するんだなーと感じました。
入ゼミレポート 「携帯電話のカラーデザイン戦略」byふっしー
問題提起
携帯電話のカラーデザイン戦略は有効か。
見解
1 カラーデザインに対する意識が高い小中学生のユーザーが増加している
2 色彩が消費者の購買行動につながる
3 価格面、機能面での差別化が難しい
以上3つの理由から、有効であると結論づけた。
個人的な感想ですが、今まで聞いた入ゼミレポートの中で1番面白いと感じました。メディコムの授業で聞いたんですけど、機能面での差別化は飽和状態であるのでそれ以外で勝負する必要があるらしいです。機能面ではむしろsonyの方が優れているのに、ipodが爆発的に売れた理由はかっこよさだそうです。それを踏まえると、カラーデザイン戦略も1つの有効な戦略であると感じました。
デパートを発明した夫婦のまとめ
始めに数人でみんなで話し合いたいテーマを出し合いました。
・広告は現在効果があるのか
・教育は現在必要なのか
・デパートにおいてあるから流行なのか、流行だからデパートにおいてあるのか
などが意見として出されました。
この中でも、流行はどこからつくりだされるのかについて活発に議論が行われました。
企業側が有名ブロガーに依頼して、商品のPRをしてもらうという戦略にはとても驚きました。昔ではとても考えられない手法であり、メディアが多様化したからこそできる戦略であると感じました。
大変長くなりましたが、以上が今日のゼミ活動です。
書き終えるのにかなりの時間を要しました。
明日1限起きれるか心配です。
おやすみなさい。