お久しぶりです!9期の森田です。
三田論はどうだったでしょうか?今年は校舎工事の関係で、ブース・時期共に縮小し、展示場所も分かりにくいところに配置されてしまいました。
しかし天候にも恵まれ、3年生の展示のがんばりのおかげで、多くの来場者のみなさんにお越し頂きました!本当ににありがとうございます!
本年度のテーマ「ペット」、いかがだったでしょうか?うちのゼミは毎年力を入れた発表を行なっていますので、充実した三田ライフを送れると思いますよ!
遅くなりましたが11/16のゼミ日誌です。
【4限】
ニューススピーチは柏原担当、「婚活サイトの身分確認の是非」について。
数万名の会員が存在しているといわれる婚活サイト。
「結婚」を前提にしているのだから身分確認は当然とも思われます。最近話題の婚活サギ等、犯罪に対応する事ができるのが魅力ですが、個人情報の管理が問題になるかも・・・
卒論は南野担当、「食料自給率」に関する発表です。
食の洋食化や政策によって食料自給率が下がってきたというのが論文の柱です。岡部のつっこみが舌鋒鋭く印象的でした。
てか、4年生は早く卒論を進めないといけませんねー汗
【5限】
ニューススピーチは木村担当(回すの遅れてごめん)、「会社の新人研修の
増加」について。
入社前に研修を行う事も多い昨今、企業が求めているのは「長期雇用で会社に居てくれる人材」だけでなく、「即戦力」としての社員になってきた・・・ということでしょうか?そもそもマナー等企業がやるものなのって意見もありました。
輪読は佐藤・深作担当で、D.リースマン『孤独な群集』のラストです。
といっても実際には先にもページがあります、この先は自分で読み進めていこう!ってことです。
自律型人間とはどのような人々を指すのかという問いに対して、
内部指向段階:自由を持つことが出来る
他人指向段階:高揚された自我意識
上記のものを所持している人と答えを出しました。
なんじゃこりゃ?ってことで、まず性格構造の分類から
・適応型・・・典型的な伝統・内部・他人指向型の人間。性格=社会的規範
・アノミー型・・・性格構造、行動面で社会的規範に同調できない人間。
・自律型・・・社会的規範に同調する能力を持ちながら、同調の是非を選べる人間。
こういうわけ方を「理想型」なんて言ったりします。
内部指向段階では、自律型に近づく為には家族や富、権力や宗教を乗り越え、自由であることが必要でした。
しかし他人指向段階では、その自由が広がった結果、自律型に近づく為の素地が大きくなりました。しかし人間関係を大切にする分、自律を達成するためには自我の意識を高めなければならないという事になったわけです。
問題提起としては、「金や地位がなければ、自律性は保てなかったのでは?」と「そもそも自律的であることは必要か否か」の二点。
後者に関しては、担当者は「必要ではない」として、現代の状況における自律性の不必要さを論じていました。
自律性は、自由=心の余裕があってこそなんでしょうか。社会に自律型人間は求められているのかというのも議論の中心でしたね。
『孤独な群集』輪読もこれで終わりです。名著ということで実り多いものだったんじゃないでしょうか。
ただ今回のゼミの一番の収穫は、2年生が4人も来てくれた事!しかも2時限分いてくれました。ありがとうございました!
これからも平野ゼミは毎回OPゼミです!是非来てくださいね。
それではまた!