こんにちは。22期の田村です。
最近どっと寒くなり、布団から出たくない日が続いています。
【NS①】
問い 日本は新型コロナウイルスのワクチン接種を一般市民に義務化すべきか
NO ・ワクチン接種は努力義務であり、義務化はすべきでない
・未接種者に対して差別が生じる恐れがある
・義務化の意向を示したドイツに対し日本では接種率が高く、感染を抑えられている
結果は全員一致でNOでした。
個人的にも、日本では2回のワクチン接種において、接種義務化をしていませんでしたが接種率が7割を超えたことから、義務化をせずともワクチン接種が進むのではないかと感じています。
【NS②】
問い 個人の特性(男女、学歴、障がいの有無等)に応じて、逸失利益に差をつけるべきか
YES ・本来得られるはずの収入を考慮すれば、差をつけるのは妥当
・個人の特性を参考にするのは仕方がなく、慰謝料などで精神的な差を埋めるべき
NO ・個人の将来を一律に決めるべきではない
個人の命を金額で測られている気がしてしまい何とも言い難いな、と思いました。
この問題はとても難しく、人それぞれで意見が分かれると感じました。
【輪読】
ジャン・ボードリヤール,『消費社会の神話と神話』 第5章、結論
問い:消費社会の神話とは何か、また構造とは何か?
答え:神話とは消費そのものであり、消費活動によって他者と記号によるコミュニケーションができると信じること。また、消費社会に反対するいかなる言説も消費社会をより強固にする構造が存在している。
これまで読解に散々苦しめられてきたこの本も、いよいよ輪読最終回を迎えました。
第5章では、暴力や疲労も新しいコミュニケーションの一つであり、消費社会の中のものであると述べられていました。
こうした消費社会について、ボードリヤールはこの本の終わりで、「黒ミサならぬこの白いミサをぶち壊すのを待つことにしよう」(黒ミサ:以前の社会、白ミサ:豊かになりすぎた現代の社会)と述べており、消費社会を肯定的にはとらえてはいなかったことが伺えました。
平野教授からは、この本が書かれてから50年が経っていて、現在の消費活動はボードリヤールが示したものとは異なる部分が出てきているかもしれないということをお聞きしました。ボードリヤールの考えと照らし合わせながら、その点について考えてみたいと思いました。