6月18日ゼミ日誌

こんにちは!21期の岡山聡良です。だんだんと梅雨があけてきましたね!洗濯物が干しやすくなります!18日のゼミでは、ニューススピーチと「日本社会のしくみ」第1章、第2章の輪読を行いました。今回から3冊目の輪読本に取り掛かります!

 

 

 

NS【現状のテレワークが続くなら、今後日本企業はメンバーシップ型からジョブ型へ働き方を移行すべきか?】

 

YES側》

 

・大学で行うべきことが明確化する。

 

・日本の低学歴化の進行を止めることができる。

 

・ブラックな労働環境になりにくい。

 

 

 

NO側》

 

・今までメンバーシップ型で就職が行われていた日本にとって、ジョブ型への移行にはコストが膨大にかかる。

 

・教育制度から見直す必要がある。

 

・中小企業はもともとジョブ型採用に近いことをしているが、規模の大きい大企業にとって企業本意での移動などの不可能化などが大きな負担となり得る。

 

 

 

今回のNSは輪読の「日本社会のしくみ」にとてもマッチしていたので、全員が諸知識を持っていたことで、議論がスムーズに進みました!ジョブ型採用にすることは良い点がある反面様々なリスクも内包しています。日本の雇用者、企業側双方にとって、大きな問題点となりそうです。(様々なコストを考えると、しばらくは急激に変化しないようにも感じますが。)成果主義にするかどうかも議論に入りそうです

 

 

 

◆輪読『日本社会のしくみ』第1章、第2

1

【問い】本社会の生き方はどのように変化してきたか?

【答え】正規雇用の数は一定であり「大企業型」は比較的に安定しているが、「地元型」である自営業者や家族従事者が減少し、「残余型」である非正規労働者が増加している。

 

2

【問い】欧米と日本の雇用慣行の違いは何か

【答え】欧米は「初めに職務ありき」であり、日本は「初めに人ありき」である。

 

批評

pp.26~27「『日本』を論じるとき、念頭に置かれる生き方は『大企業型』であることが多いようだ。『日本』を論じる人々の多くが大都市のメディア関係者で...

メディア関係者が「大企業型」として日本を論じているという趣旨だが、TV 新聞などといったメディアは政治の発信力が高く、世論を動かす力があるように 思う。「大企業型」の特徴である政治力が劣る、と矛盾しているのではないか?

p.131~

「社内のがんばり」の具体性に欠ける。p.144,l10~12 に「大企業では『社内のがんばり』が評価されやすい」とあるが、どのように評価されてきたのか?

 

問題提起

「日本企業は修士卒・博士卒に対して給与などの明確なインセンティブを設けるべきか。」

欧米では大学院に進学して専門学位を取得した方が、将来的に高収入を得ることができるというのが常習化している。それに対し、日本では学歴のインセンティブの低さ故に大学院進学率が欧米に比べて低くなっている。そして、博士号を持った社員を求める企業も増加している。

という背景にて、議論が行われました。

博士号を求められているのは理系だけではないのか、アカデミズムの大学のプラグマティズム化が進行するのではないかといった問題点が挙げられました。

 

本日の日誌は以上となります。読んでいただきありがとうございました。

 

21期 岡山