5月30日 ゼミ日誌

こんにちは。

更新が遅れています、20期の堀岡です。


5月30日のゼミでは、NS1つと『デパートを発明した夫婦』第2,3章の輪読を行いました。


◇NS


問題提起:ふるさと納税制度の「返礼品」を廃止するべきか?


YES側》


・地場産品を返礼品にすると、地域間によって寄付金の格差が生じる。


・家電やギフト券を返礼品にしている自治体もあり、地場産品から地方支援をするという本来の目的から逸れている。


NO側》


地方自治体を知る良いきっかけになる。


・返礼品はふるさと納税制度に必要であり、廃止するのではなく規制をして管理すべきだ。


上のような意見が出た他、ふるさと納税制度自体に対する議論にも発展しました。税金とは公共サービスの負担を皆で分担していくものであり、ふるさと納税による自治体への税の減免は税金に対する概念を歪めてしまうというものです。


◇輪読

鹿島茂『デパートを発明した夫婦』講談社現代新書、1991年。


第2章 欲望喚起装置としてのデパート


問い:「ボン・マルシェ」はどのように客の欲望を喚起するのか?


答え:

①スペクタクル空間の創出

②人流の支配

③商品ディスプレイの工夫

④女性客への戦略


第3章 教育装置としてのデパート


問い:「ボン・マルシェ」は中産階級の購買活動をどのように合理化したのか?


答え:アッパー・ミドルのライフスタイルを中産階級に植え付けた。

①独自のアジャンダ、広告の活用

②文化戦略の活用

③カタログによる通信販


ブシコーはデパート内の売場配置やディスプレイによって客を引き付け、需要を引き出しただけでなく、客を啓蒙していくことで消費を促していったことが分かりました。



以上です。