5月10日 ゼミ日誌

18期の世古です。
遅ればせながら5月10日(木)のゼミ日誌を更新させて頂きますm(_ _)m
更新が前後してしまい申し訳ございません。

この日はNS1本と輪読が行われました。

【NS】相撲の土俵に女性が上がっても良いかどうか。
賛成側・伝統も大切にするべきだけど、命がかかわると違うのではないか
   ・命にかかわることだから女性が上がっても良い
反対側・相撲はスポーツなのだから、緊急時に備えて処置できる男性を準備するべきだ
   ・緊急時は女性が土俵に上がることを可にするなど伝統を柔軟に対応させるべきだ

話題になった相撲の土俵で女性が救命措置を行ったニュース。そもそも一般人全員、土俵に上がること自体を禁止にしたらどうかという意見も出ました。「伝統」とは何か、どれくらいで「伝統」は作られるのか。「伝統」はただの共同幻想なのではないか。
何気ない「伝統」という風習について熱く議論が交わされました。


【輪読①】鈴木謙介『わたしたち消費』第一章
問い:①姿の見えないヒット商品とは何か ②ヒットの実感が生まれない理由は何か
答え:①売れている実感はなく、その受け手が限定的で、マスメディアやオピニオンリーダーの影響を受けている ②実際の売上と人々の実感の乖離

問題提起:筆者は「『ロングテールの中から新しいヒット商品が生まれる』というのをあながち誤解ともいえないが、行き過ぎた解釈だ」と言っているが本当にそうなのだろうか

…サポーターを務めましたが、その通りの問題提起をしてしまい議論を活性させることができませんでした申し訳ございません。。見えないヒットは時間ではなく地域で見ることもできるのではないかなど、本書の疑問を議論しました。


【輪読②】『わたしたち消費』第二章
問い:戦後の大衆社会は如何にして変化したか
答え:経済成長に伴って国民生活が安定し「新中間大衆」が登場した。広範囲の国民に中流意識が広がるが、80年代以降には大衆社会が消滅し、消費者像も細分化する

問題提起:近年のフォトジェニックの流行は90年代のメガヒットとは何が違うのか

…インスタの投稿には感謝の意がある(友人間で載せてくれてありがとうという想い)、オシャレの基準に同調しているからメガヒットとは変わらない、投稿された写真を見てその場所に行くことは同調しているのと変わらない、などなど沢山の意見がでました。日本人はSNSですぐに非公開状態にするので島宇宙化、つまり「わたしたち消費」に繋がっているのではないかという意見もありました。


この日は4年が4人からスタートして、司会として非常に寂しかったです。一方で19期のみんなが積極的に発言している姿を見て非常に頼もしいなと実感しています。来週のディベートも期待しています!