12月12日 ゼミ日誌

こんにちは、16期の近藤です。

亮ちゃん(岩田)からバトンを受けました。「右重心のリアリスト」…
内輪ネタ過ぎて、どう対応すればいいのか分かりません(笑)

今回のゼミ日誌はオープンゼミを振り返ります。来てくれた二年生、本当にありがとう!
少しでもゼミの雰囲気を感じてくれたら嬉しいです。

では、内容を簡単に振り返ります。

【4限:ディベート

お題:コンビニは24時間営業を廃止するべきである。
YES側立論:

?強盗事件が減少する
?環境に対する悪影響が軽減される
?従業員の健康リスクを排除できる

NO側立論:

?営業利益の減少により経営が悪化する
?深夜の犯罪抑止力が低下する
?失業者が増加する


オープンゼミの日誌なので平野ゼミのディベートの特徴について言っておくと、それは「対応力」だと思います。

他のゼミのディベートはほとんどがディベート前に立論を交換すると思います。

良くも悪くも筋書き通りのディベートに終始してしまうことが多いです。

平野ゼミは立論の交換を直前に初めて行うので、相手の立論を予想したり、その場で対応しなくてはなりません。

柔軟な対応力やとっさの判断力が求められるので、「ライブ感」があってディベートが一層熱を帯びるのかなと個人的には思います。

(だから、緊張して失敗することもままあるんですけど(笑))


僕はYES側の反駁を担当しました。正直消費者にとってコンビニは24時間開いていてほしいですよね、便利だし。

その時点で正直ちょっと苦しいなと思っていました。

立論を見て分かる通り、「コンビニと犯罪」は真正面からぶつかるんですよね。

確かにコンビニが逃げ込める場所である反面、深夜の強盗被害件数は昼に比べて多いです。

また、逆にコンビニに行くということで深夜外出が増加したり、コンビニで加害者が被害者を待ち伏せ等することもあります。

そこはディベートをやっていても面白かったです。

結果は6対3で負けてしまいましたが、善戦したと思います。

教室の広さやオーディエンスの数など普段とは違う状況に戸惑いましたが、それはとてもいい経験になりました。

あと、来てくれた二年生はどちらに票を入れたのかも気になりました(笑)。

【5限:ニューススピーチ&輪読】

ニューススピーチ:(焼き鳥店で串から外して食べる、寿司屋でシャリだけ残して食べる等の例から)飲食店の食べ方のルールに客は従う必要があるのか。(池浦)
ある:

?食べ方によっては味が落ちて店の評判にも影響を及ぼすかもしれない
?あらかじめ決められているのだから、客は従うべきである。

ない:

?お金を払っている以上客の自由だ
?お客様は神様だ

うーん…難しい。

でも、やっぱりモラル(マナー)ってのは守るべきだと思います。寿司を頼んで「糖質制限のために」シャリだけ残すってのは…

友達がそれをやってたら引いちゃいますね…

先生が、関東では店側のルールを守らせる、関西ではルールで縛り付けない傾向があるのではとおっしゃったのは興味深かったです。

輪読:プロ倫 第2章 禁欲的プロテスタンティズムの職業倫理 第2節 禁欲と資本主義の精神

問い:近代の資本主義の精神はどのようにして生まれたか

答え:天職という観念を土台とした合理的な生活態度と、その元となったキリスト教的な禁欲が世俗内的な倫理を支配するようになったことで生まれた。

聞いていた二年生、難しかったと思います…(苦笑)

でも資本主義経済というガチガチの合理的なシステムが生まれるにあたって、宗教的な側面が一要因になりえたかもしれないというのはとても面白いのではないでしょうか。

4年生は去年ゾンバルト(女性の贅沢品消費が資本主義の元であるとした)を読んでいるので、対比もできますしね。


輪読の冒頭に先生が古典を読む意味について話されていました。

二年生は「ウェーバー??いかにも難しくて無理!」と思った人もいたとは思いますが、僕個人としてはこういう古典を読むからこそ大学の意味があるんじゃないかと思います。

今の時代、古典についてもいくらでも要約などネットに掲載されていますし、それっぽくしゃべることも簡単です。

でも、自分で苦労しながら読んで考えた意見は自分だけのものです。

少しでも「俺(私)もトライしてみたいかも」と思ってくれた人は、今の三年生・先生が歓迎してくれると思います。


長々と拙い文章で失礼しました。これで最後のゼミ日誌。読んでくれた方々に感謝します。

さあ、次はベストディベータ−を獲得したリカタケ(小竹)に万博ディベートを解説してもらいましょう。

ご期待あれ!!!