11月9日(月)ゼミ日誌 行本

こんにちは!4年の行本です。
小川君から、本質的な所に指摘を入れる行本、と紹介に預かって恐縮です。

最近ようやく自覚し始めましたが、私は一般論や固定観念を、違った見方をするのが常になっています。これからも大切にしたい、自分のコアですね。
日々、ゼミ員それぞれの長所に本当に助けられています。良い刺激ももらっています。ありがとうございます。私も何かしら返せているとよいな・・・・・。

さて、ゼミ日誌です。
4限:NS&卒論

NS(池浦くん)「「育休退園」を廃止、静岡市、3歳未満も継続利用、来年4月」
問題提起:育児退園に賛成か反対か
<賛成>
?待機児童を減らすことができる
?不平等をなくせる
<反対>
?子どもが友達と離れなければいけない可能性がある
?少子化を促進するものである

平野ゼミは女性が多いので、それぞれが入手した実話を交えて議論ができました。

卒論:斉藤さん 「日本における PB の成長とその要因」
問い 日本において、PB はどのように成長したか。また、その要因は何か。

仮説 1970 年代~1980 年代の第1次ブーム、1990 年代初頭~半ばの第2次ブーム2008 年以降の第 3 次ブームを経て成長した。第1次ブームにおいては、価格訴求を前面に押し出した PB 商品が開発された。オイルショック後の物価高騰と不況の中で、節約へと消費志向が向かっていたことから PB が支持されたと考えられる。
第2次ブームにおいても、価格訴求型の PB が展開された。バブル破壊後の不況の中で、節約・買い控えの傾向が進み、ここでも低価格の PB が支持された。しかし、消費者が不況に慣れると、NB の復活も相まって PB ブームは収束していった。第3次ブームにおいては、過去2回のブームとは異なり多層化した展開がなされた。リーマンショック後すぐは、消費者も価格を重視していたが、その後値ごろ感を重視するようになり、品質重視型の PB が成長を見せた。

分析方法を大きく転換したようです。毎日と言っていいほど利用するコンビニエンスストアがテーマで、完成を楽しみにしています!

卒論:門脇さん 「立地による商業施設の変遷の違い―駅周辺の特殊性」

問いと仮説
問い:立地条件による商業施設の変遷の違いはどのようなものがあるか。また、駅周辺の特殊性は何か。
仮説:
1 各立地により変遷には特徴が見られる
2 駅周辺とターミナル型では特徴が異なる
3 ターミナル型は唯一寄合百貨店が代表的に見られる大型小売店である点が特徴的である。

より良質な結果を得るために分析対象を広げたらどうか、とアドバイスが出ていました。ゼミでデパートに関する輪読を読んで背景の予備知識があるため、個人的に興味があるテーマです。



5限:4年卒論

卒論:古川くん 『家族像から見るテレビドラマの通時的分析』

《問い》
戦後、テレビドラマに表象される家族像はどのように変遷したのか。また、表象された家族像は現実の社会を忠実に再現しているのか、それとも理想を映し出しているのか。
《仮説》
1950 年代から 1970 年代半ばにおいては、経済成長に伴う都市化の進展の中、現実の生活から次第
失われてきた大家族の団欒という理想が描かれる。
1970 年代半ばから 1990 年代後半においては、家庭内暴力などの社会問題が顕在化する中で、現実離れした理想的な家族ではなく、互いにバラバラになり幸せが失われていくリアルな家族が描かれる。また、バブル景気や女性の社会進出により自己実現を図る人々が増え、家族への関心が薄れていく。
1990 年代後半から現在においては、不況に伴い現実の家族の崩壊や多様化が進む。しかしその反面、
テレビドラマには家族同士の絆の復活という理想が描かれる。
古川くんはメディアが現実の社会を忠実に再現しているのか、を軸に卒論を進めてきていました。最終的に分析対象をドラマにしたみたいです、楽しみにしています!


卒論:なかはる 「記念日の普及要因考察」
☑問い 記念日が普及するには、どのような要素が必要であるのか。
☑仮説 企業や業界団体、地方自治体など祝祭を普及させる側の継続的なPR活動。

入ゼミレポートの時から一貫して、「記念日」をテーマにしているなかはる。(私も一貫して「女子力」だ。笑)
しばしばイベントを企画してくれる彼女ならではの着眼点に期待です。

さてさて実は次回も行本です。
・・・・漢字が読めませんよね、「ゆきもと」と読みます。