12月25日ゼミ日誌

こんにちは、15期の中澤遥香です。
ただの口うるさいおせっかいおばさんを、今風女子と表現してくれる同期が大好きです。笑

さて、25日のクリスマスゼミは、ニューススピーチ&15日と22日のディベート敗者による輪読でした。以下、活動内容を報告致します!

NS1長堀さん
「就活解禁時期の繰り下げ(12月→3月)を。このまま継続すべきか。」
この議題に関しては、ゼミ全員が反対の立場(=就活解禁時期を12月に戻すべき)をとっていました。その主な理由としては、
・夏や秋のインターンに力を入れる企業が多く、単純に就活にかける時間が延びる
・短期決戦になる分、人気企業に集中してしまう
・卒論などに取り組む時間が減り、政策の思惑とは逆に、学業に専念できなくなる
等があげられました。
解禁時期を繰り下げることは、企業、大学、学生にとって大きな負担となると思いますが、それに見合うメリットが得られるのかという点において、私は疑問が残りました。

NS2兵平さん
「国立大学に配る運営費交付金は、各大学の成果に応じた配分にすべきか。」
<賛成>
・改革に対するモチベーションが向上する
・全体として、学力の向上につながるのではないか
<反対>
・成果を測定する基準が曖昧である
地域格差が拡大してしまう
先生からは、(ちょうどこの日に輪読で扱った、)新自由主義と関連してお話がありました。


輪読1武田晴人『日本人の経済観念』
四章「労働の規律と雇用の保証」(担当:五十嵐、門脇、内藤、長堀、原、兵平)
問い:鄯日本人は、昔から本当に勤勉であったのか。鄱そもそも勤勉とはどういう状態を指すのか。
答え:鄯日本人は生来的に勤勉とは言いがたい。鄱従業員は、自身の技能を高め、周りから高い評価を得るために仕事に没頭し、その働きが雇用主から見ても望ましいものだったとき「勤勉」とみなすようになった。
問題提起:日本人は、本当に勤勉なのか。さらに、長期雇用が崩れつつある現在において、勤勉ではなくなっているのか。

(通説では)勤勉と言われている日本人の、プロテスタンティズムの禁欲にあたるものは何か。という、前回の輪読(『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』)において頻繁に挙げられていた問題提起からの、今回の輪読でした。


輪読2武田晴人『日本人の経済観念』
五章「国益と政府」(担当者:金澤、神尾、中澤、宮本)
問い:日本経済の発展に対して、「国益」の思想はどのような影響を与えたか。
答え: 国益の思想は経済的な概念として江戸中期に発生し、その後、貿易の拡大を通じて国益を増加させるという考え方が広く共有されたことで国際貿易への強い執着を生んだ。それが、政府による輸出主導型の経済発展を目指すという戦後の産業政策運営を形作ることにつながっている。
問題提起:現代の日本経済には、どのような志向性があるか。また、どのような共通認識がそれを支えているのか。


活動内容は以上です。
ちなみにこの日は25日ということで、15期ではゼミ後にクリスマスパーティーを行いました!個人的には、音楽のリズムにどうしても合わせられないプレゼント交換が楽しかったです。笑

また、この日が年内最後のゼミでした。ということで、皆様、よいお年をお迎えください!!
新年明けてのゼミ日誌担当は古川くんです!