9月16日、17日 夏合宿3日目、4日目

こんにちは。


15期の内藤です。


夏合宿の後半日程(9/16,17)に関して報告します!


後半は、



9/16
午前:①4年生の卒論報告、②3年生の三田論報告

午後:③レクリエーション、④飲み会


9/17
午前:⑤帰宅

といったスケジュールでした。




①4年生の卒論報告

まず始めに、4年生2人の卒論報告がありました。


〈兵平さん〉

テーマ:地域ブランド構築における住みよさの重要性

問い:地域の住みよさは地域ブランドの構築に寄与しているのか。

仮説:地域ブランドランキングで安定的に順位を上げている都道府県では、その住みよさも同時に向上している。つまり、住みよさを向上させることは地域ブランドの構築に貢献する。


〈宮本さん〉

テーマ:美術・芸術の消費 現代日本における変容過程とそれを規定する諸要因の関係

問い(1):現代日本における美術・芸術とはなにか。

仮説(1):記号化された消費対象(=モノ)である。そして、美術・芸術の「消費はコミュニケーションと交換のシステムとして、絶えず発せられ受け取られ生産される記号のコードとして、つまり言語活動として定義される」(ボードリヤール、1995年)。また、美術・芸術を媒介する場としては、美術雑誌などの情報媒体や展覧会などのイベントといったメディアの存在がある。

問い(2):現代日本における美術・芸術は、どのように消費されてきたのか。

仮説(2):メディアを介した言語活動として、「美術・芸術」というコードに従い、それが再生産される形で営まれてきた。そのコードの様相は、美術・芸術に関わるメディアの変化に応じて「モダン・アート」、「コンテンポラリー・アート」、「ポスト・コンテンポラリーアート」の3つに大別される。そしてそれらの諸様相は、それぞれの時代において、その時代における現実的・社会的要因を受けて発現し、並存してきた。


 4年生の皆様、卒論報告お疲れ様でした!
秋学期初回のゼミからは、いよいよ私たち3年の卒論報告が始まります。
少々…いや、かなり不安はありますが、先輩方の報告を参考にさせていただきつつ頑張ります!



②3年生の三田論報告


そして次に、私たち3年が三田論の中間報告を行いました!


テーマ:住宅

 簡単に内容を説明いたしますと、住宅の消費は、一般的な消費社会の変遷とは異なる変遷を遂げてきたということ、そして具体的にどのような違いがあるのかということを明らかにするものです。


前回からの改善点:

(1)先行研究に厚みをもたせた

(2)仮説を提示した

(3)検証方法の候補を提示した

(4)今後の課題を提示した



ご指摘いただいた点:

・間取りは扱うべき

・住宅・間取りとの関連性が高い親子関係も見るべき

・「個性化」の定義を先行研究等から決めるべき

・広告を扱うのは難しいのではないか

・雑誌は単に内容だけでなく、「その時代にどんな雑誌が生まれたか」も重要

・家族史、家族社会学も見るべき

・『マイホーム神話の生成と限界』(私たちの研究における最重要文献)を全員しっかりと読むべき

・上記の文献を否定した上で、著者はなぜ研究結果を誤ったのかまで踏み込むべき



 先生・先輩方、様々なご意見を下さり、ありがとうございました。
今回いただいたご意見を参考にしつつ、三田祭までの約2ヶ月間、全力で取り組んでゆきます!



③レクリエーション

 午後は、レクリエーションとして熱海観光を行いました。

 船で離島まで渡ってみる、あえて電車で戻って小田原を観光する等、様々な候補が挙がったために直前まで何をするか決まりませんでしたが、結局「熱海城・トリックアート迷宮館の観光」となりました!


 まず1か所目の熱海城。一見立派な城郭に見えますが、「城を模した観光施設」だそうです。そのせいか、一般の城から感じられる威厳のようなものが皆無でした(笑)。見た目は立派なのですが。

 そしてこの施設、中身もなかなかユニークでした。入口付近には城を思わせる甲冑等の展示。しかし、その奥には高齢者の方への配慮なのかアトラクションの一種なのか、様々なマッサージチェアを体験できるコーナーと足湯が。「それ(=マッサージ)やって痛ぇのは、運動不足だ運動不足!」等、横から威勢よくコメントしてくださった職員の方が印象に残っています。そして地下には無料のゲームセンター、奥でひっそりと春画の展示。コンセプトは、「戦国大名の見果てぬ夢をここに実現」(公式ホームページより)だそうです。これを読み取ることは、残念ながらできませんでした。


 変わった施設ではありましたが、市街地や海を見渡すことのできる展望台からの景色は最高でした!
また、ゲームセンターには無料の卓球コーナーあり、そこで卓球を楽しんだ人も多かったようです。
 
よくわからないけど、なぜか楽しい。そんな施設でした。


 2か所目はトリックアート迷宮館。名前の通り様々なトリックアートの展示がなされており、芸術を体感できる場となっていました。驚かされる作品が多く、新鮮でした。特に私の場合、両端に立つと人の大きさが違って見える部屋の展示に感動しました。また、ここでも異様なほどに写真撮影を勧めてきた職員の方が印象に残っています。熱海の方はパワフルですね。その方のおかげもあってか、みなさんこちらの施設では多くの写真を撮ることができたと思います。



④飲み会

 夜には、恒例の飲み会が行われました。

 まず初めに、サプライズで先生の誕生日をお祝いしました。
バースデーケーキを用意した本格的なものだったので、先生も喜んでくださったのではないかと思います!

その後はそれぞれ、普段のゼミ活動中にはしないような話に花を咲かせていました。
 
お酒の量は、新歓の時と比べると軽めだったかな? と個人的には感じました(笑)。



⑤帰宅


最終日の4日目は、帰宅のみでした。


みなさん前日の飲み会で多少の疲れは見られたものの、その表情は合宿を終えた達成感のようなもので満ち溢れていました(?)。




計4日間の合宿は非常に充実したものとなりました。
今年は卒論報告の担当が3年ではなく4年生であったため、私たち3年の負担が昨年より軽くなってしまいましたが…その分、秋学期に万全の準備のもと報告したいと思います!(ハードルを上げてしまった…汗)

 

最後に、企画のお二人(齋藤さん、金さん)、企画お疲れ様でした。おかげ様で全て円滑に進み、充実した合宿になりました。ありがとうございました!


以上、夏合宿のご報告でした。



 私たち15期、秋学期は初の卒論報告、インゼミのディベート、そして三田論とてんこ盛りですが、なんとか乗り切ります!

次は、原さんです。